作者: 河上 麻由子 出版社: 中央公論新社 原作名: 古代日中関係史-倭の五王から遣唐使停止後まで 出版年: 2019-3 页数: 296 定价: 950 装帧: 平装 ISBN: 9784121025333 内容简介 607年、日本は隋の煬帝に「日出ずる処の天子」で名高い書状を送る。以後、対等の関係を築き、中国を大国とみなすことはなかった――。こうした通説は事実なのか。日本はアジア情勢を横目に、いかなる手段・方針・目的をもって中国と交渉したのか。 本書は、倭の五王から、5回の遣隋使、11回の遣唐使、さらには派遣停止後まで、500年間に及ぶ日中間の交渉の軌跡を「常識」に疑問を呈しながら、実証的に描く。 作者简介 河上麻由子,1980年北海道生まれ.2002年北海道大学文学部人文科学科卒業.08年九州大学大学院人文科学府博士後期課程単位取得退学,博士(文学).14年より奈良女子大学准教授(専攻・日本古代史).著書『東アジア交流史のなかの遣唐使』(山川出版社,2011年).他共著多数 目录 第1章 倭の五王の時代―「治天下大王」の中国南朝交渉 五世紀、宋王朝に何を求めたか倭国人のイメージ 梁「職貢図」が語るもの「天下」とは 倭国で中華思想は芽生えたか 第2章 遣隋使の派遣―「菩薩天子」への朝貢 梁による仏教隆盛 朝鮮諸国、倭への「公伝」の意味 倭王権の安定、大国隋の登場 対中交渉の再開 六〇七年、「日出処の天子」の真意 対随外交の真実―なぜ対等・冊封を求めなかったか 第3章 遣唐使の一五回―一代一度、朝貢の実態 太宗の歓迎から白村江の戦いへ―六三〇~六六三年 唐からの接近、国号「日本」変更の願い入れ 崇仏国・唐への仏教アピール―鑑真来日と道教拒否 衰微する大国と排外主義―円仁が見た中国 第4章 巡礼僧、海商の時代―一〇世紀、唐滅亡以降 最後の遣唐使計画―宇多天皇の意欲、菅原道真の反対 戦乱の五代十国時代―「聖地」を目指す日本の巡礼僧 宋による統一―国家間交渉の終焉) おわりに 歴史的事実とは―「外交」と遣隋使 (责任编辑:admin) |