口絵(カラー) はじめに Ⅰ 宋・金・元代の内丹道および全真教における性命説 序章 「新道教」再考――全真教研究の枠組みについての再検討―― 一 全真教研究の枠組みの確立 二 その後の「新道教」 三 欧米における全真教研究 第一篇 宋代の内丹道における性命説とその諸相 第一章 全真教南宗における性命説の展開 一 『悟真篇』における性命説 二 「性」の重視とその限界 三 「命」の位置とその変容 四 その後の道士たち 第二章 白玉蟾とその出版活動――全真教南宗における師授意識の克服―― 一 白玉蟾の出版活動 二 『悟真篇』をめぐる師授について――「三伝非人」―― 三 白玉蟾による師授意識の克服 四 その後の出版事情――「敢えて天譴を懼れず」―― 第二篇 金代の全真教における性命説とその諸相 第一章 牧牛図頌の全真教と道学への影響 ――円明老人『上乗修真三要』と譙定「牧牛図詩」を中心に―― 一 全真教における牧牛図頌受容の背景 二 円明「牧馬図頌」について 三 譙定「牧牛図詩」について 第二章 全真教の性命説に見える機根の問題について――南宗との比較を中心に―― 一 全真教の性命説に見える機根について 二 南宗の性命説に見える機根について 第三章 全真教における志・宿根・聖賢の提挈 ――内丹道における身体という場をめぐって―― 一 内丹術と身体 二 全真教における志と信 三 宿根と「聖賢の提挈」 第三篇 元代の全真教における性命説とその諸相 第一章 『還丹秘訣養赤子神方』と『抱一函三秘訣』について ――内丹諸流派と全真教の融合の一様相―― 一 『養赤子神方』について 二 『抱一函三秘訣』について 三 蕭応叟『度人経内義』と『抱一函三秘訣』 第二章 趙友欽・陳致虚の性命説について ――いわゆる「全真教の堕落」をめぐって―― 一 趙友欽・陳致虚の著作について 二 趙友欽と陳致虚の性命説 三 陳致虚による命功の復権 補論一 内丹とカニバリズム――食人・嬰児・房中術 ―― 一 内丹道と「造化」の秘密 二 金丹の錬成と嬰児の出産 三 霊薬の出産、あるいはカニバリズム 補論二 日本における全真教南宗研究の動向について 附:全真教南宗研究文献目録略 一 張伯端と『悟真篇』について 二 翁葆光について 三 白玉蟾について 四 白玉蟾以降の道士たち 五 『周易参同契』と「太極図説」 全真教南宗文献目録略 Ⅱ 神道と内丹思想――吉田神道における内丹説の受容について―― 第一章 『陳先生内丹訣』の内丹説とその伝授について 一 吉田文庫所蔵『清静経』の構成 二 『陳先生内丹訣』の序文について 三 鍾呂派と全真教南宗における「形神倶妙」 四 『陳先生内丹訣』と「形神倶妙」 第二章 吉田神道における道教の影響について ――『北斗経』と内丹説の関係を中心に―― 一 吉田神道と『北斗経』 二 『北斗経』と内丹説 三 吉田神道における内丹文献 資料 天理大学附属天理図書館 吉田文庫所蔵『太上老君説常清静経』 解題・翻刻・図版 全真教師承系譜図略 宋・金・元における全真教および関連人物生卒表 書誌 あとがき 索引(人名・書名・事項) 英文サマリー (责任编辑:admin) |